事務所ブログ

2014.07.22更新

専門家に相談に行きたいと思った場合でも,
弁護士に相談に行けばいいのか,
あるいは,他の士業の人に相談したらよいのか,
色々な専門家がいてよく分からない,
なんてことがあるかもしれません。

簡単に各士業が主として担当する職務を挙げると,
弁護士は法廷立会,すなわち裁判や調停など,
司法書士は登記や戸籍関係の事務
行政書士は公官庁に対する申請等の事務,
弁理士は特許等の知的財産に関する事務,
税理士は税務関係の事務,
公認会計士は企業会計関係の事務,
社会保険労務士は労務管理に関する事務と,となります。

ですから,たとえばパテント絡みの相談であれば,
弁理士さんに相談しにいくのが適切ですし,
税金関係の相談であれば税理士さんに相談するのが適切です。
ただし,各士業間には,法廷立会は原則として弁護士のみ,
というような特定の士業にのみ認められた職域がある一方,
弁護士が担当する法律事務の一部の相続関係業務について,
司法書士も相続登記の前提として事務処理を行うなど,
相互に職域が重複していることもありますので,
後者の場合はどちらに御相談いただくこともできます。

そして,複数の専門家の中で誰を選ぶかに関しては,
第一に,その専門家のホームページ等をチェックして,
その専門家がどんな分野の業務を得意とするか確認してください。
たとえば,同じ弁護士でも,企業法務に強い人,
医療訴訟に強い人,家事関係に強い人など様々です。
自分の悩みに関する分野に強い専門家を選ぶのがよいでしょう。

第二に,必ず一度は直接面会して,人柄を確かめてください。
少額とはいえない報酬を支払って事件を委任する以上,
委任に先立って,その専門家がどんな人となりなのか,
安心して事件の処理を依頼できる人なのか,
自分の意見をきちんと聞いて事件処理に反映してくれるのか,
確認しておかないと,後悔することになりかねません。
最近は無料相談を行っている専門家も多いですし,
有料だとしても相談料自体はそれほど高額ではない場合が多いので,
必ず直接会って相談することをおすすめします。

なお,仮に畑違いの専門家に相談に行ってしまったとしても,
無料相談ならコストがかかるわけではありませんし,
その専門家を通じて,別のより適した専門家を紹介してもらい,
結果としてスムーズに話を進められる場合もあるので,
その意味ではまず,無料の相談を試されてもよいでしょう。

なお,当事務所の法律相談は初回60分まで無料,
土日・夜間を含む24時間相談に対応しております。
どんな専門家に相談すればよいかも含め,
親身になってお話を聞き,アドバイスさせていただきます。
必要に応じて,相談者様の御希望の地域の他士業の方々,
たとえば北千住の司法書士さん等のご紹介もいたしますので,
まずは電話かメールでご連絡ください。

投稿者: 豊和法律事務所