本来請求できるはずの残業代が支払われていないことがある,
ということが広く知られるようになり,
未払残業代の請求に踏み出す人も増えているようです。
正規に割り増した残業代の受給は労働者の当然の権利であり,
会社は法令に従った残業代の支払義務を負っていますから,
その意味では未払残業代の請求をためらう必要はありません。
ただ,せっかく未払残業代の請求をするのであれば,
主張する残業時間のできれば全部,
それが不可能でもなるべく多くの部分を認めてもらい,
最大限の利益の回復を図りたいところです。
そのためには,残業についてどのような証拠があるか,
それを用いてどのように裁判所を説得していくか,
裁判所に訴えかける手段として何を選ぶのか,
十分検討しておく必要があります。
また,未払残業代請求に踏み切った場合,
会社との間でしこりが残ることは避けられません。
それでも会社と上手くやっていけるのかどうか,
そんな会社は見切って退職する予定なのだとすれば,
再就職先のあてはあるのかどうか,
そうした戦略を事前に十分練っておく必要があります。
これら事前準備を,職場で仕事を続けながら,
あるいは就職活動をしながら独力でやっていくことは,
必ずしも容易ではないでしょう。
そうしたときには,まずは無料の法律相談で,
今後の方針について話をしてみましょう。
必ずしも弁護士に委任する必要はありません。
自分の現在の状況を整理して冷静に分析し,
今後の対処を考えるだけでも十分に意味があるのです。
未払残業代の請求は,今まで働いてきた職場との対立だけに,
いったんは未払残業代の請求をしようと思ったけれども,
事情が変わって請求するつもりがなくなった,
といったことも起こります。
心が揺れるのがむしろ当然なのです。
そうした場合にも,私は,常に依頼者様に寄り添い,
適切なアドバイスをしていくよう心がけております。
お仕事が忙しく,平日の昼間の相談は無理だよ,
という場合,土日・夜間の相談にも応じております。
お仕事や家庭の都合で事務所には行きにくい,
という場合でも,ご指定の場所に出向いて相談に応じます。
その際,南千住からの交通費だけはいただいておりますが,
北千住や上野あたりの近距離であれば無料としております。
まずは電話かメールでご連絡下さい。